孤独死した事故物件の相続放棄は待って!専門の買取業者に相談を

親族が孤独死され、残された物件のことでお悩みではありませんか。「事故物件になってしまった家をどうすればいいのか」「相続放棄すべきか迷っている」など、精神的にも金銭的にも大きな負担を感じていらっしゃるかもしれません。

しかし、安易に相続放棄を決めてしまうのは待ってください。この記事では、相続放棄のリスクと、もう一つの選択肢である専門の買取業者への売却について詳しく解説します。あなたの負担を軽減し、最善の解決策を見つけるお手伝いをします。

目次

孤独死物件の相続放棄は早まらないで

孤独死が起きた物件は事故物件となり、そのまま放置すると様々なリスクが生じます。しかし、だからといってすぐに相続放棄を選ぶのは早計かもしれません。まずは「専門業者による買取」という、より有利な解決策があることを知ってください。

孤独死があった物件は事故物件になります

ご親族が室内で亡くなられた場合、その物件は心理的瑕疵があると見なされ、いわゆる「事故物件」として扱われます。事故物件を通常の不動産市場で売却する際には、買主に対してその事実を伝えなければならない告知義務が発生します。

この告知義務があるため、一般の買い手が見つかりにくく、売却価格も相場より低くなる傾向があります。そのため、多くの相続人がどう対処すべきか頭を悩ませてしまうのが現実です。適切な対応が求められます。

物件を放置し続けることの大きなリスク

相続した事故物件をどうすることもできず、空き家のまま放置してしまうと、多くのリスクが発生します。特に注意すべきは、所有しているだけでかかり続ける固定資産税や、建物の老朽化による倒壊などの危険です。

また、近隣トラブルの原因になったり、資産価値がさらに下落したりする可能性もあります。物件を放置することのリスクは、時間とともに大きくなるため、早めの対策が不可欠です。

  • 固定資産税の支払い義務
  • 建物の維持管理責任
  • 近隣住民とのトラブル
  • 資産価値の継続的な下落

相続放棄の前に買取という選択肢を検討

多くの問題から逃れるために相続放棄を考えるのは自然なことです。しかし、その前にぜひ検討していただきたいのが、事故物件を専門に扱う買取業者への売却です。専門業者は、一般市場では売りにくい物件を積極的に買い取っています。

特殊清掃や遺品整理が必要な状態のままでも、現状で買い取ってくれるケースがほとんどです。相続放棄をしてすべてを失う前に、まずは一度専門の買取業者に相談し、物件の価値を確かめてみることをおすすめします。

相続放棄を検討する前に知るべきこと

相続放棄は借金などマイナスの財産を引き継がずに済む有効な手段ですが、手続きには期限があり、一度行うと撤回できません。メリットだけでなく、放棄後も管理責任が残る可能性などのデメリットも正しく理解し、慎重に判断することが重要です。

相続放棄の手続きと3ヶ月の期限

相続放棄を行うには、相続の開始を知った日(孤独死の事実を知った日)から3ヶ月以内に、故人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申し立てる必要があります。この申述には、戸籍謄本などの複数の書類が必要です。

この3ヶ月という期限を過ぎてしまうと、原則として相続放棄は認められなくなります。財産調査などに時間がかかることもあるため、相続放棄を検討する場合は、一日も早く手続きに着手することが肝心です。

相続放棄のメリットとデメリットとは

相続放棄の最大のメリットは、故人が遺した借金などのマイナスの財産を引き継がなくて済むことです。しかし、不動産や預貯金といったプラスの財産もすべて手放すことになるのがデメリットです。一度手続きをすると撤回はできません。

メリットとデメリットを正しく理解し、ご自身の状況に合った選択をすることが重要です。安易な判断は後悔につながる可能性があるため、慎重な検討が求められます。

メリット デメリット
相続放棄 借金などの負債を相続しなくて済む プラスの財産もすべて手放すことになる
相続トラブルから解放される 一度手続きをすると撤回できない

放棄後も残る物件の管理責任に注意

相続放棄をすれば、すべての責任から解放されると思われがちですが、注意が必要です。民法の規定により、他に相続人がいない場合、次に財産を管理する人が決まるまで、管理責任が残る可能性があります。

もし管理を怠ったことで建物が倒壊し、近隣に被害を与えた場合、損害賠償を請求されるリスクもゼロではありません。相続放棄後も物件の状況によっては、相続財産管理人が選任されるまで注意が必要です。

賃貸物件で発生する損害賠償義務

孤独死が起きたのが賃貸物件だった場合、話はさらに複雑になります。大家さんから、特殊清掃費用や原状回復費用、さらには次の入居者が決まるまでの家賃収入の損失分など、多額の損害賠償を請求される可能性があります。

この損害賠償義務もマイナスの財産として相続の対象となります。もし故人に連帯保証人がいれば、その人が責任を負うことになりますが、いない場合は相続人が対応しなければならず、相続放棄を検討する大きな要因となります。

事故物件を専門の買取業者に売却する利点

相続放棄以外の選択肢として有効なのが、専門の買取業者への売却です。この方法には、手間や費用、精神的な負担を大幅に軽減できる多くのメリットがあります。仲介よりも早く、そして安心して物件を手放せるのが最大の魅力です。

特殊清掃や遺品整理も一括で任せられる

孤独死があった物件では、多くの場合、専門的な知識を要する特殊清掃や、時間のかかる遺品整理が必要になります。これらを個人で手配するのは大変な労力と費用がかかりますが、専門の買取業者なら一括で対応してくれます。

業者によっては、これらの費用を買取価格に含めてくれたり、売却代金から相殺してくれたりする場合もあります。相続人の手間と金銭的負担を大幅に減らせる、ワンストップでの対応が大きな利点です。

仲介よりも早く確実に現金化できる

不動産会社に仲介を依頼する場合、買主が見つかるまで何か月、場合によっては何年もかかることがあります。しかし、買取業者は自らが買主となるため、査定から売買契約、決済までの流れが非常にスピーディーです。

買主を探す必要がなく、いつ売れるかわからないという不安から解放されます。すぐにでも物件を手放して現金化したいという方にとって、迅速かつ確実な売却が実現できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

契約不適合責任が免責される安心感

個人間で不動産を売買した場合、売却後に物件に隠れた欠陥が見つかると、売主は「契約不適合責任」を問われ、修補や損害賠償を求められることがあります。事故物件の場合、このリスクは特に高くなります。

しかし、買主が不動産業者である場合、この契約不適合責任が免責される特約を結ぶのが一般的です。売却後に予期せぬトラブルに巻き込まれる心配がなく、安心して取引を終えられるのは大きな精神的メリットです。

孤独死物件の気になる買取相場は?

孤独死があった事故物件の買取相場は、一概には言えませんが、一般的に周辺の市場価格の5割から7割程度が目安とされています。物件の状態が悪く、特殊清掃などに高額な費用がかかる場合は、さらに低くなることもあります。

ただし、これはあくまで一般的な傾向です。立地条件が良かったり、リフォーム後の活用が見込めたりする物件であれば、予想よりも高い価格で買い取ってもらえる可能性もあります。まずは複数の業者に査定を依頼し、適正な価格を把握することが重要です。

信頼できる事故物件買取業者の選び方

大切な資産を任せるのですから、信頼できる業者選びは非常に重要です。買取実績の豊富さや費用の明確さ、そして複数の業者を比較することが、納得のいく売却への近道となります。ポイントを押さえて、最適なパートナーを見つけましょう。

孤独死物件の買取実績が豊富であること

事故物件の買取には、特殊な知識やノウハウが不可欠です。そのため、孤独死や自殺など、同様のケースの買取実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。実績が多い業者は、様々な状況に柔軟に対応できる力を持っています。

公式サイトの事例紹介などを確認し、買取実績の豊富さをチェックしましょう。経験豊富な業者であれば、法的な手続きや近隣への配慮など、細やかな部分までサポートしてくれるため、安心して任せることができます。

査定内容や諸費用が明確な業者を選ぶ

査定を依頼した際は、提示された買取価格の根拠を明確に説明してくれる業者を選びましょう。なぜその金額になったのか、プラスの評価点とマイナスの評価点を具体的に示してくれる業者は信頼できます。

また、査定費用や仲介手数料、その他の諸費用が契約前にすべて明示されるかどうかも重要なポイントです。後から不明瞭な費用を請求されるトラブルを避けるためにも、費用の明確さは必ず確認してください。

複数の専門業者へ査定依頼し比較検討

最適な条件で売却するためには、1社だけでなく、必ず複数の専門業者に査定を依頼することが大切です。同じ物件であっても、業者によって得意なエリアや再販方法が異なるため、買取価格に差が出ることが少なくありません。

価格だけでなく、担当者の対応の丁寧さや、提示されるサービスの範囲なども含めて総合的に比較しましょう。複数の業者を比較検討することで、最も信頼でき、納得のいく条件を提示してくれた業者を選ぶことができます。

相談から売却完了までの具体的な流れ

専門業者への売却は、意外とシンプルな手順で進みます。多くの場合、無料査定から始まり、現地調査、契約、そして決済まで、専門家がしっかりとサポートしてくれます。ここでは、相談から売却完了までの一般的な流れをご紹介します。

まずは無料査定で気軽に相談してみる

最初のステップは、電話やウェブサイトのフォームから専門業者に問い合わせ、無料査定を依頼することです。この段階では、物件の住所や状況など、わかる範囲の情報を伝えるだけで、おおよその買取可能額を教えてもらえます。

まだ売却を決めていなくても、相談だけでも問題ありません。相続放棄と迷っている段階でも、まずは物件にどれくらいの価値があるのかを把握するために、気軽に無料査定を利用してみましょう。

現地調査と正式な買取価格の提示

簡易査定の後、より正確な価格を算出するために、業者の担当者が実際に物件を訪れて調査を行います。建物の状態や室内の状況、周辺環境などを細かくチェックし、リフォーム費などを考慮した上で正式な買取価格を算出します。

この現地調査の際に、特殊清掃や遺品整理についても併せて相談することができます。調査結果に基づき、詳細な見積もりと正式な買取価格が提示されますので、その内容をしっかり確認しましょう。

売買契約の締結から決済までの手順

提示された買取価格や条件に納得できれば、売買契約を締結します。契約時には、宅地建物取引士から重要事項説明を受け、契約書の内容を十分に確認します。必要な書類(登記済権利証、印鑑証明書など)を準備しましょう。

契約後は、業者が司法書士と連携して所有権移転登記などの手続きを進めてくれます。すべての手続きが完了したら、指定の口座に売却代金が振り込まれ(決済)、物件の引き渡しを行って取引は完了です。スムーズな手続きが期待できます。

まとめ:孤独死物件は専門業者への相談が最善

親族の孤独死という辛い出来事に加え、残された事故物件の対応に悩むのは当然のことです。選択肢として相続放棄も考えられますが、デメリットや放棄後の管理責任など、慎重に判断すべき点が多く存在します。

安易に結論を出す前に、まずは事故物件の取り扱いに長けた専門の買取業者に相談することをおすすめします。専門の買取業者への相談は、手間や費用、精神的な負担を軽減し、あなたにとって最善の解決策を見つけるための最も確実な一歩となるでしょう。

孤独死物件の相続に関するよくある質問

孤独死があった物件は事故物件になりますか?

はい、一般的に心理的瑕疵(かし)物件、いわゆる事故物件として扱われます。発見までの期間や状況に関わらず、建物内で人が亡くなられた事実は、不動産取引において次の買主や借主へ伝えなければならない告知義務の対象となります。

この告知義務があるため、通常の不動産市場では敬遠されがちになり、売却が難しくなる傾向があります。そのため、専門的な知識を持つ業者に相談することが重要になります。

特殊清掃や遺品整理の費用は誰が払うのですか?

原則として、それらの費用は物件を相続した相続人が負担することになります。費用の額は、部屋の状態や広さ、遺品の量によって大きく変動し、数十万円から百万円以上になることも珍しくありません。

ただし、専門の買取業者に物件を売却する場合、これらの作業をすべて業者側で引き受けてくれることが多くあります。その場合、費用は買取価格から差し引かれる形で精算されるため、相続人が現金を用意する必要がなくなります。

事故物件になった家の価値は下がりますか?

はい、残念ながら資産価値は下がるのが一般的です。心理的な抵抗感から買い手がつきにくいため、周辺の不動産相場と比較して、3割から5割程度安くなることが多いと言われています。物件の状態によっては、それ以上に下がることもあります。

しかし、専門の買取業者は、事故物件を再生して活用するノウハウを持っています。そのため、一般市場での評価額よりも有利な条件で買い取ってくれる可能性が十分にあります。まずは査定を受けてみることをお勧めします。

相続放棄したら賃貸物件の契約はどうなりますか?

相続放棄をした場合、プラスの財産だけでなくマイナスの財産もすべて引き継がないことになるため、賃貸物件の借主としての地位(賃借権)も失います。したがって、賃貸借契約は相続されません

ただし、もしあなたが故人の連帯保証人になっていた場合は注意が必要です。連帯保証人の地位は相続とは別問題のため、相続放棄をしても保証人としての支払い義務は残ってしまいます。

事故物件でもすぐに売却することはできますか?

はい、可能です。特に事故物件を専門に扱う買取業者に依頼した場合、非常にスピーディーな売却が期待できます。一般の不動産仲介のように買主を探す期間が不要で、業者が直接買い取るためです。

相談から査定、契約、決済まで、最短で数日から1週間程度で完了するケースもあります。すぐに物件を手放して現金化したい、管理の手間から解放されたいという方には最適な方法と言えるでしょう。

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