買取を断られた空き家でも手放せる!原因と対処法を徹底解説

「相続した空き家を売ろうとしたら、不動産業者に買取を断られてしまった…」そんな状況で、どうすれば良いか分からず途方に暮れていませんか。維持費ばかりがかさみ、負の資産となってしまった空き家は、精神的にも経済的にも大きな負担になりますよね。

この記事では、空き家の買取が断られる原因から、放置するリスク、そして具体的な5つの対処法までを分かりやすく解説します。諦めるのはまだ早いかもしれません。この記事を読めば、あなたに合った最適な解決策が見つかり、長年の悩みから解放される第一歩を踏み出せるはずです。

目次

なぜ?空き家が買取を断られてしまう4つの原因

不動産業者が空き家の買取を断るのには、明確な理由が存在します。それは、買い取った後に利益を出すのが難しいと判断されるためです。建物の老朽化や不便な立地、法律上の問題など、様々な要因が絡み合っています。

ご自身の空き家がなぜ断られたのか、原因を正しく理解することが解決への第一歩となります。主な原因としては、以下の4点が挙げられます。

  • 建物の老朽化や損傷が激しい
  • 交通の便が悪く、需要が見込めない立地
  • 法律で再建築が認められていない
  • 相続人が多く、権利関係が複雑になっている

建物の状態が悪い(老朽化・雨漏り)

築年数が古く老朽化が激しい、あるいは雨漏りなどで構造に問題がある建物は、リフォームに多額の費用がかかるため買取を敬遠されがちです。特に築50年を超えるような一戸建ては、資産価値がほぼ無いと見なされることも少なくありません。

建物の修繕コストが売却価格を上回ってしまうケースでは、一般的な買取は極めて困難になります。このような老朽化物件は、専門の業者でなければ取り扱いが難しいのが現状です。

立地条件に問題がある(アクセスが不便)

最寄り駅から徒歩圏内でない、道が狭く車の進入が難しいといった、交通アクセスが不便な場所にある空き家は需要が低くなります。買い手が見つかりにくいため、業者が不良在庫として抱えるリスクを避けようとするのです。

周辺に商業施設が少ないなど、生活の利便性が低い立地も売却を難しくする大きな要因です。買い手の視点に立ったとき、魅力に欠ける物件は買取の対象になりにくいと言えるでしょう。

法律上の制限がある(再建築不可など)

敷地が建築基準法の道路に2m以上接していない「再建築不可物件」は、現在の建物を解体すると新しい家を建てることができません。このような法的な制限がある物件は、利用価値が著しく低いため、ほとんどの業者に買取を断られます。

他にも市街化調整区域にあるなど、特殊な法的制限がある場合は売却のハードルが非常に高くなります。これらの物件は、専門的な知識を持つ業者でなければ扱うことができません。

権利関係が複雑で共有者が多数いる

相続によって兄弟姉妹など複数人で空き家を共有している場合、売却には共有者全員の同意が必要です。一人でも反対する人がいたり、連絡が取れなかったりすると、手続きを進めることができず、業者は取引をためらいます。

共有者間での意見の対立は、売却活動を停滞させる典型的な原因です。権利関係が整理されていない物件は、トラブルを避けるために買取を断られることが多くなります。

買取を断られた空き家を放置する3つのリスク

買取を断られたからといって、空き家をそのまま放置し続けるのは非常に危険です。所有しているだけで様々な費用が発生し続けるだけでなく、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。問題が大きくなる前に、早めに対策を講じることが重要です。

空き家の放置は、経済的な負担増大と法的な責任問題につながるリスクをはらんでいます。具体的には、以下のようなリスクが考えられます。

  • 固定資産税や管理費などの維持費負担
  • 「特定空き家」指定による税金の増額
  • 倒壊や火災による近隣への損害賠償責任

固定資産税などの維持費が重くのしかかる

誰も住んでいない空き家であっても、所有者には毎年固定資産税や都市計画税の納税義務があります。それに加え、建物の劣化を防ぐための修繕費、庭の手入れ費用、火災保険料など、様々な維持費が継続的に発生します。

これらの費用は、売却や解体が完了するまで永続的にかかり続ける負のコストです。年間で数十万円にのぼることも珍しくなく、家計を圧迫する大きな要因となります。

特定空き家に指定されると税金が最大6倍に

管理が行き届かず、倒壊の危険性があるなど衛生上・景観上の問題がある空き家は、自治体から「特定空き家」に指定されることがあります。指定されると、固定資産税が減額される「住宅用地の特例」が適用されなくなります。

その結果、土地にかかる固定資産税が最大で6倍に跳ね上がる可能性があります。放置によって、これまで以上の金銭的負担を強いられることになるのです。

倒壊や火災で近隣に損害を与える可能性

老朽化した空き家は、台風や地震などの自然災害によって倒壊する危険性があります。また、不審者の侵入による放火や、ゴミの不法投棄場所になるなど、犯罪の温床となるリスクも潜んでいます。

万が一、倒壊や火災によって近隣の家屋や住民に被害を与えた場合、所有者として損害賠償責任を問われます。これは金銭的な問題だけでは済まない、非常に深刻な事態です。

【諦めないで】買取不可の空き家を手放す5つの方法

一般的な不動産業者に買取を断られても、すべての道が閉ざされたわけではありません。視点を変えれば、売却が難しい空き家を手放す方法はいくつか存在します。専門家の力を借りながら、ご自身の状況に最も適した選択肢を探しましょう。

訳あり物件専門の買取業者など、これまでとは違うアプローチを試すことが解決の鍵です。諦めずに、以下の5つの方法を検討してみてください。

対処法 メリット デメリット
訳あり物件専門業者への相談 他の業者に断られた物件も買取可能 買取価格は市場価格より低め
買取保証付きの仲介 期間内に売れなくても確実に手放せる 買取保証価格が安い傾向
更地にして売却 買い手の幅が広がり売れやすくなる 解体費用がかかる
自治体などへの寄付 維持費や管理の義務から解放される 利益はゼロ、断られる可能性もある
相続放棄 管理責任から完全に解放される 他のプラス資産も放棄する必要がある

訳あり物件専門の買取業者に相談する

再建築不可物件や共有持分、事故物件など、一般的に売却が困難な不動産を専門に扱う買取業者が存在します。これらの業者は、訳あり物件を再生・活用する独自のノウハウを持っているため、他の業者に断られた空き家でも買い取ってくれる可能性があります。

売れない土地買取業者や訳あり不動産買取のプロに相談することが、解決への最も現実的な近道と言えるでしょう。まずは一度、無料査定を依頼してみることをお勧めします。

買取保証付きの仲介で売却を目指す

この方法は、まず不動産会社と仲介契約を結び、一定期間、市場で売却活動を行います。もしその期間内に買い手が見つからなかった場合に、あらかじめ取り決めた価格でその不動産会社が直接買い取ってくれるというサービスです。

売却期間に期限はありますが、最終的には必ず手放せるという安心感が最大のメリットです。ただし、買取保証価格は市場相場よりも低く設定されることが一般的です。

建物を解体して更地として売却する

建物自体の老朽化が激しく価値がないと判断される場合は、思い切って建物を解体し、更地として売却する方法も有効です。買い手は自由に新しい家を建てられるため、建物付きの状態よりも売れやすくなることがあります。

ただし、数百万円単位の解体費用がかかる点には注意が必要です。解体する前に、更地にした場合の売却見込み額と費用対効果を不動産業者とよく相談しましょう。

自治体やNPO法人などに寄付をする

あらゆる売却方法を試しても買い手が見つからず、とにかく早く手放して負担から逃れたい場合の選択肢です。金銭的な見返りは一切ありませんが、固定資産税の支払いや管理の手間といった義務から解放されるメリットがあります。

しかし、自治体なども利用価値のない不動産は受け取ってくれないため、寄付でも断られるケースは少なくありません。事前に寄付の受け入れが可能か、窓口に確認が必要です。

最終手段として相続放棄を検討する

空き家を相続してから3ヶ月以内であれば、家庭裁判所に申し立てることで相続放棄が可能です。この手続きを行えば、空き家の所有権や管理責任から完全に解放されます。ただし、預貯金などのプラスの財産もすべて放棄することになります。

相続放棄は、負債が資産を上回る場合に有効な手段ですが、一度行うと撤回できません。他の相続人や資産状況をよく考慮し、弁護士などの専門家と相談の上で慎重に判断すべき最終手段です。

失敗しない!空き家買取業者の選び方3つのポイント

売れない空き家をスムーズに手放すためには、信頼できる業者をパートナーに選ぶことが何よりも重要です。どの業者に依頼するかによって、買取価格はもちろん、取引の満足度も大きく変わってきます。焦って一社に決めず、慎重に見極めましょう。

会社の規模や知名度だけでなく、専門性や対応の誠実さを見ることが大切です。業者選びで失敗しないために、以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。

訳あり物件の買取実績が豊富か確認する

あなたの空き家が抱える問題(再建築不可、老朽化など)と類似した物件の買取実績が豊富にあるか、業者の公式ウェブサイトで確認しましょう。多くの実績がある業者は、様々なトラブルに対応できるノウハウと経験を持っています。

買取実績は、その業者の専門性と信頼性を測るための重要な指標です。具体的な事例が掲載されていれば、より安心して相談できるでしょう。

査定額の根拠を丁寧に説明してくれるか

提示された査定額について、なぜその金額になったのか、プラス評価の点とマイナス評価の点を具体的に説明してくれる業者を選びましょう。あなたの質問に対し、専門用語を避け、分かりやすい言葉で誠実に答えてくれる担当者かどうかが重要です。

納得のいく説明がないまま、契約を急がせるような業者は信頼できません。査定額の根拠を明確にできない業者は、避けた方が賢明です。

インターネットで会社の口コミや評判を調べる

実際にその業者を利用した人の声は、非常に参考になります。「(会社名) 評判」や「訳あり物件買取プロ 評判」などで検索し、第三者の客観的な評価を確認しましょう。良い口コミだけでなく、悪い口コミの内容にも目を通すことが大切です。

あまりにも悪い評判が多い場合は、避けるのが無難です。複数の情報源から、総合的にその会社の信頼性を判断してください。

少しでも高く売るために事前にできる2つのこと

買取を断られたような条件の悪い空き家でも、少しでも有利な条件で手放したいと考えるのは当然のことです。査定を依頼する前にひと手間かけるだけで、買取価格が上乗せされたり、交渉がスムーズに進んだりする可能性があります。

難しいことではありませんので、ぜひ実践してみてください。ここで紹介する2つのポイントを押さえて、後悔のない売却を目指しましょう。

家の中の不用品や家財道具は処分しておく

家の中に家具や家電、衣類などの残置物が多く残っていると、業者が買取後にそれらを処分する費用が発生します。その費用は査定額から差し引かれるため、結果的に買取価格が下がってしまいます。できる範囲で事前に片付けておきましょう。

家の中がスッキリしていると、内覧時の印象が良くなり、査定担当者の心証も向上します。買取後の手間が省ける分、査定額にプラスに働く可能性があります。

複数の専門買取業者へ相見積もりを依頼する

空き家買取業者や訳あり不動産買取業者など、必ず複数の専門業者に査定を依頼しましょう。1社だけの査定では、その金額が適正な価格なのか判断することができません。複数社の査定額や担当者の対応を比較することが鉄則です。

複数社査定を行うことで、あなたの空き家を最も高く評価してくれる業者を見つけられます。手間を惜しまず相見積もりを取ることが、満足のいく売却につながります。

まとめ:買取不可の空き家も専門業者なら手放せます

一度は買取を断られてしまった空き家でも、決して手放すことを諦める必要はありません。放置し続ければ税金や管理のリスクが増える一方ですが、この記事で紹介したように、適切な対処法を選択すれば、きっと解決の道は見つかります。

重要なのは、一般の不動産業者ではなく「訳あり物件」に強い専門の買取業者に相談することです。まずは無料査定を複数の業者に依頼し、あなたの空き家に最適な解決策を見つけることから始めてみてください。この記事が、あなたの長年の悩みを解消する一助となれば幸いです。

空き家の買取についてよくある質問

空き家がどうしても売れなかったらどうすればいいですか?

専門の買取業者に相談しても売却が難しい場合は、自治体やNPO法人などへの寄付を検討しましょう。金銭的な利益は得られませんが、固定資産税などの維持管理の負担からは解放されます。ただし、寄付先でも活用が難しいと判断されれば、断られる可能性もあります。

最終的な手段として、隣地の所有者に敷地拡大の提案として購入を打診する方法も考えられます。不動産業者に仲介を依頼して交渉するのがスムーズです。

空き家を放置し続けるとどんな危険がありますか?

空き家を放置すると、固定資産税や管理費が継続的にかかる経済的リスクがあります。さらに、管理不全で倒壊などの危険があると自治体に判断された場合、「特定空き家」に指定され、固定資産税が最大6倍になる可能性があります。

また、倒壊や火災で近隣に被害を及くぼした場合、所有者として損害賠償責任を負うことになる法的リスクも存在します。

相続した空き家を手放すには相続放棄しかないですか?

相続放棄は選択肢の一つですが、それだけではありません。相続放棄をすると、預貯金など他のプラスの財産もすべて手放すことになります。まずは、訳あり物件専門の買取業者に売却できないか相談してみることを強くお勧めします。

売却であれば、負の資産を現金化できる可能性があります。相続放棄は、売却や寄付など他の方法を検討した上での最終手段と考えるべきです。

相談を避けるべき不動産屋の特徴はありますか?

査定額の根拠を具体的に説明してくれない、契約をやたらと急がせる、メリットばかりを強調してデメリットを伝えない、といった特徴がある不動産屋は注意が必要です。こちらの不安や質問に真摯に向き合ってくれない業者とは、トラブルになる可能性があります。

特に、訳あり物件の取り扱い実績が乏しいにも関わらず、安易に「売れる」と言う業者も避けるべきでしょう。

建物を壊したくないのですが売却は可能ですか?

はい、建物を解体せずに売却することは可能です。建物の状態にもよりますが、リノベーションの素材として価値を見出す買取業者や、古民家としての魅力を活かしたいと考える買い手も存在します。解体費用がかからないというメリットもあります。

「現状のままで買い取ってほしい」という希望を、まずは査定を依頼する専門業者に明確に伝えてみましょう。

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